Project/Area Number |
08771125
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | Kagawa Medical School |
Principal Investigator |
松田 秀則 香川医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (60274289)
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Project Period (FY) |
1996 – 1997
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 顔面神経 / 神経縫合 / 端側神経縫合 / 端々神経縫合 / 交叉神経移植 / 神経再生 |
Research Abstract |
ラットの顔面神経を用いて、顔面神経の端側神経縫合モデルを作成し、神経再生の有無、程度の検討をおこなった。その結果、次のことが示唆された。(1)端側神経縫合によっても神経再生が可能である。(2)端側神経縫合による神経の再生程度は端々神経縫合による神経再生の1/2程度である。(3)端側神経縫合によっても支配筋の収縮が可能である。 また、端側神経縫合の際の神経上膜切除群と神経上膜非切除群で比較検討をおこなった。その結果、次のことが示唆された。(1)どちらの群でも神経再生が可能である。(2)神経上膜切除群が神経上膜非切除群に比して、神経再生の点で優れている。 次に、顔面神経麻痺の際の顔面神経交叉移植の実験モデルを作成し、その結果、次のことが示唆された。(1)遊離移植した神経でも端側縫合によって、神経の再生が可能である。(2)前の実験と同様に神経上膜を切除した群で神経再生量が多かった。 以上のことより、端側神経縫合は、臨床でも使用できる可能性があるものと考えられた。
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