Project/Area Number |
08771184
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
木村 信行 名古屋大学, 医学部, 助手 (90262899)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 心拍変動 / カオス / プロポフォール / フェンタニール |
Research Abstract |
交付申請書に記載した方法に、以下の変更を加え、研究を行った。(1)解析方法を、非線型カオス解析を中心に据え、PD2と新たにLyapunov Exponents(LEs)を求める方法を開発し、解析に使用した。(2)対象を、犬から人に変更し、プロポフォール主体の全身麻酔の周術期と、イソフルラン麻酔中の心拍変動の各非線型解析を行った。(3)新たにラットに自律神経作動薬を投与し、非線型解析各パラメーターの変化を解析する研究を追加した。以下に結果を記す。 1.プロポフォール主体の全身麻酔周術期の心拍変動非線型解析 プロポフォール主体の全身麻酔によりPD2は、麻酔前が3.25【plus-minus】 0.64から、1.75【plus-minus】0.47に減少し、LEsも0.41【plus-minus】0.11から、0.15【plus-minus】0.08に減少し、心拍変動のダイナミクスは、複数さもカオス性も減少することが分かった。また、これらは、術語2時間で、正常に復した。(第44回日本麻酔学会総会で発表予定。 2.イソフルラン麻酔中の心拍変動非線型解析 イソフルラン投与により、PD2は、コントロール、1.0MAC、1.5MAC、2.0MACでそれぞれ2.86【plus-minus】0.84、1.60【plus-minus】0.53、1.30【plus-minus】0.39、1.14【plus-minus】0.34と変化した。同様にLEsは、0.50【plus-minus】0.08、0.36【plus-minus】0.10、0.32【plus-minus】0.08、0.23【plus-minus】0.10に変化した。以上より、イソフルランは、用量依存性にPD2およびLEsを低下させた。(第19回日 3.ラットにおける自律神経活動と心拍変動各非線型解析パラメータ 現在データ収集中である。
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