癌化に伴って変化する糖転移酵素の放出機序解明の試み-卵巣癌細胞の産生するガラクトース転移酵素について-
Project/Area Number |
08771361
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
小宮山 慎一 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80256312)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 卵巣癌 / 癌関連ガラクトース転移酵素 / β1,4-ガラクトース転移酵素 |
Research Abstract |
癌化に伴って変化する糖転移酵素のうち、卵巣癌細胞の産生するガラクトース転移酵素は、癌関連ガラクトース転移酵素と呼ばれ、正常人血清由来のβ1,4-ガラクトース転移酵素と同じ遺伝子産物でありながら、その放出機序はそれぞれ異なると推測されている。そこで今年度、研究代表者の所属する研究室でこれまで樹立・継代維持されてきた15種類の婦人科悪性腫瘍由来培養細胞株について、β1,4-ガラクトース転移酵素の発現レベルをNorthern blotによって確認すると共に、培養上清中の癌関連ガラクトース転移酵素と通常のβ1,4-ガラクトース転移酵素を含むトータルのガラクトース転移酵素を定量した。 その結果、(1)β1,4-ガラクトース転移酵素のmRNAは卵巣癌由来培養細胞株(特に卵巣明細胞腺癌由来培養細胞株であるRMG-1およびRMG-2)において有意に強く発現しており、それに伴って癌関連ガラクトース転移酵素。β1,4-ガラクトース転移酵素ともに産生・放出が亢進していること、(2)卵巣癌由来培養細胞株の培養上清中の癌関連ガラクトース転移酵素とβ1,4-ガラクトース転移酵素のタンパク量の比率は、細胞種別にそれぞれ一定であると同時に、癌関連ガラクトース転移酵素の培養上清中への放出は、β1,4-ガラクトース転移酵素のmRNAの発現強度に依存していることが判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
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