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ネコ発声における喉頭制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 08771381
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Otorhinolaryngology
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

遊座 潤  千葉大学, 医学部, 助手 (40261929)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords除脳ネコ / 延髄疑核 / 内喉頭筋運動ニューロン / 喉頭反射
Research Abstract

1.除脳ネコにおいて、タングステン微小電極を延髄疑核に刺入し、声門閉鎖筋および声門開大筋運動ニューロンを細胞外記録によって分離同定し、上喉頭神経を声門閉鎖反射出現閾値下で刺激し、その際の単一内喉頭筋運動ニューロンの興奮性の経時的な変化を、逆行性活動電位波形のピーク潜時の変動を記録することによって記録解析した。
2.声門閉鎖反射出現閾値下の上喉頭神経電気刺激から、潜時数msec以内に内喉頭筋運動ニューロンの興奮性のわずかな低下が認められ、続いて潜時数msec〜10数msecに興奮性の上昇のピークが存在した。興奮性の上昇の経時的変化については、長潜時におよぶもの、短潜時で終わるもの,2峰性のものなど一定の傾向は認められなかったか。興奮性の上昇の程度は、個々のニューロンによって異なる傾向を示したが、声門閉鎖筋運動ニューロンの中には開大筋ニューロンに比べて、非常に強い興奮性の上昇を示す運動ニューロンが存在した。
3.上喉頭神経刺激時の喉頭反射は、単一運動ニューロンレベルでは、その経時的変化が異なるものが存在することが明らかとなった。上喉頭神経電気刺激により誘発される喉頭反射において、刺激直後に一過性に筋活動が抑制されることがしばしば筋電図学的に認められるが、単一ニューロンレベルにおいて、上喉頭神経刺激直後に内喉頭筋運動ニューロンの興奮性が低下する運動ニューロンが証明された。上喉頭神経刺激に対する内喉頭運動ニューロンへの潜時10msec前後の興奮性入力は、声門開大筋よりも声門閉鎖筋への入力がより大きいことが示唆された。喉頭反射において、上喉頭神経から閉鎖筋と開大筋運動ニューロン双方へ興奮性入力が存在し、しかも閉鎖筋優位であることは、防御反射としての声門閉鎖をより強固にする目的のためであると考えらる。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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