Project/Area Number |
08771464
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
島田 佳明 千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (90261908)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | カラーパターン / 視覚誘発電位 / 網膜電図 |
Research Abstract |
市松模様などの規則的な図形を、視野の中に輝度の違いで描き、それを反転させる視覚刺激は、視覚誘発電位の標準的な刺激法である。ところが、刺激に用いる図形が異なる色に塗り分けられていると、輝度の違いが反転をしても、視覚誘発電位は出ない。 この現象は容易に再現でき、その程度は、用いる2色の色度の隔たりに依存することがわかった。図形の色分けが鮮明であるほど、反応が抑制される(カモフラージュされる)視覚刺激ということである。また頭皮から誘導する視覚誘発電位だけでなく、網膜電図も色分けによる抑制が認められた。 この現象を精査するため、専用の刺激発生システムを開発し、刺激条件の最適化を試みた。 等輝度の赤(x=0.293,y=0.601)と緑(x=0.617,y=0.347)で市松模様を構成し、輝度コントラスト10-15%で反転刺激とする。即ち初めは赤を10-15%暗くしておき、赤の輝度を戻すと同時に(トリガ)緑を暗くする。赤と緑を等しく混ぜて作る黄色のみを用いる市松模様による刺激と、皮質誘発電位、網膜電図を比較した。後者では明瞭な皮質誘発電位が、前者の条件では消失していた。多くの正常者で、パターン網膜電図でもこの現象が認めら、この抑制は網膜レベルで存在していることを示した。
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Report
(1 results)
Research Products
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