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エキシマレーザー角膜表層切除後の上皮下混濁とTGF-βの関係

Research Project

Project/Area Number 08771467
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Ophthalmology
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

小幡 博人  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (80224301)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
KeywordsTGF-β / 角膜 / エキシマレーザー / 創傷治癒
Research Abstract

ネコの角膜に、エキシマレーザー(EC-5000,NIDEK社)照射により角膜実質表層切除を行ない、in vivoの創傷治癒過程における上皮下混濁の定量とTGF-βスーパーファミリーの各因子のリガンドとレセプターの発現を経時的に調べた。同時に種々の細胞外マトリックスの発現についても検討した。上皮下混濁の強さは、Scheimpflug原理に基づく散乱光強度測定装置(TSPC,NiDE社)でCCT値で表した。経時的に眼球摘出を行ない、TGF-βスーパーファミリーの各因子のリガンドとレセプターの発現を各々に対する抗体を用いて免疫組織化学的な検出を行った。角膜上皮下の混濁の強さは照射後3日、7日では軽度であり、4週で顕著となり、10週で術前値に近い値を示した。上皮下混濁部位に相当する線維性組織では、コラーゲンIII、IV型およびおよびラミニンの発現が増加していた。また、TGF-β1,2,3-LAP、およびTGF-β1,II型受容体の発現は、照射後3日後では軽度、7日ではやや強く、4週で最も強く認められたが、10週ではほとんど消失していた。TGF-βスーパーファミリーのアクチビン受容体やBMP受容体も同様の発現パターンを示した。細胞外マトリックス発現の変化とTGF-βおよびその受容体の発現の変化はほぼ同期しており、また、これらの発現が臨床的に問題となる上皮下混濁の強さとも同期していた。このことから上皮下混濁の制御とTGF-βの関与が強く示唆された。現在、中和抗体投与による上皮下混濁の変化について検討中である。また、in situ hybridization法によりmRNAの発現をみている。in vitroの系として、ウサギ、ラットの角膜実質細胞の培養を行なっており、in vivoの系でみられた変化が、培養系でも観察されるか否か確認中である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 小幡博人: "ES Now Illustrated 3 エキシマレーザー「エキシマレーザーに対する創傷治癒反応」" メジカルビュー社, 9 (1997)

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      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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