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赤外蛍光眼底造影法を用いたエンドセリンの脈絡膜血管収縮作用の分析に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08771484
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Ophthalmology
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

中川 秀樹  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (10252967)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1996: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywordsエンドセリン-1 / インドシアニングリーン蛍光眼底造影 / 赤外蛍光眼底造影法 / 走査型レーザー検眼鏡 / 脈絡膜細動脈 / 脈絡膜血管 / 血管収縮
Research Abstract

強力かつ持続的な血管収縮作用を有するエンドセリン-1の,脈絡膜血管に対する作用を直接観察し分析するために,走査型レーザー検眼鏡(ロ-デンストック社、SLO-101)を用いたインドシアニングリーン赤外螢光眼底造影を行い検討した。ペントバルビタールナトリウムによる全身麻痺下で,白色家兎に10^<-9>mol/kgのエンドセリン-1を耳静脈から静脈注射し,静脈注射前,静脈注射後5分,10分,以後10分毎に60分後までインドシアニングリーン赤外螢光眼底造影法にて脈絡膜血管造影を行った。撮影画像をS-VHSビデオテープに記録し,汎用画像解析処理装置で脈絡膜細動脈径を解析し,脈絡膜細動脈の収縮の経時的変化を分析した。脈絡膜細動脈はエンドセリン-1を静脈注射した直後から著明に収縮した。投与5分後(68.5±11.9%,n=8)から30分後(73.6±7.7%,n=8)にかけて最も収縮し(p<0.001),その後徐々に血管径は回復したが60分後(86.1±9.6%,n=8)においても有意に(p<0.01)収縮していた。水素クリアランス法により示唆されていたように,エンドセリン-1は静脈内投与により脈絡膜細動脈を強力かつ持続的に収縮させることにより脈絡膜組織血流量を減少させることが明らかになった。脈絡膜には高レベルのエンドセリン-1の免疫活性が認められ,エンドセリン-1に高い親和性を示し血管収縮に関与すると考えられているET_A受容体が網脈絡膜の血管に局在していることも示されており,エンドセリン-1は脈絡膜においても血管壁の緊張性の調節に関与していることが示唆される。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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