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In situハイブリダイゼーションによるプロスタグランジンレセプターの眼内局在

Research Project

Project/Area Number 08771487
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Ophthalmology
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

高松 倫也  広島大学, 医学部, 助手 (50274056)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
KeywordsプロスタグランジンE / In situハイブリダイゼーション / RHAプローブ / マウス
Research Abstract

1.研究目的:プロスタグランジンとその誘導体の眼内での作用部位を解明するために、そのレセプターの局在を研究、解明する。
2.方法と対象:杉本らの方法(1994年)に準じて、プロスタグランジンEレセプターの各サブタイプに対してIn situハイブリダイゼーションを行った。(1)マウスのプロスタグランEの各サブレセプターであるEP1,EP2,EP3,EP4の各レセプターに対するDNAテンプレートと放射性同位元素を結合させた核酸を用いてRNAプローブを調整する。(2)8週齢のオスマウスの眼球の凍結乾燥切片を作成する。(2)作成した凍結乾燥切片に対してRNAプローブをもちいてIn situハイブリダイゼーションを行う。(4)ハイブリダイゼーション後の切片に乳剤感光を行い、感光したRNAプローブの結合部位を観察することによって各レセプターサブタイプの局在を同定する。
3.結果:毛様体において、4つのすべてのサブタイプのレセプターのシグナルがみられた。特に、EP1とEP4のレセプターサブタイプは、毛様体筋に相当する部分で強いシグナルがみられた。その他の眼組織では、網膜の内顆粒層で、EP3およびEP4のレセプターサブタイプの弱いシグナルがみられた。
4.結論:毛様体筋の弛緩収縮は房水動態、ことにブドウ膜強膜流出路に対して重要な影響を及ぼすと考えられる。EP4サブタイプはアデニル酸シクラーゼと結合することが知られており、毛様体筋の弛緩に影響していると考えられる。一方、EP1サブタイプはカルシウムイオンの流入や細胞内カルシウムイオンの遊離によって、毛様体筋の収縮を促すと考えられる。毛様体で、EP1とEP4の両方のサブタイプに強いシグナルがみられたことから、プロスタグランジンEが毛様体筋の収縮と弛緩の双方に影響して、特にブドウ膜強膜流出路の房水流出の調節に関与している可能性が考えられた。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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