Project/Area Number |
08771554
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
小児外科
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
吉澤 穣治 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80261220)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 神経芽腫 / 転移 / 腫瘍血管 / 血管新生 |
Research Abstract |
【目的】神経芽腫における腫瘍血管内皮細胞の構造を内皮細胞の間隙の開裂という現象から捕らえ、かつ、この現象を客観的に評価すること。 【方法】1)神経芽腫血管細胞を採取して、これを継代培養する。2)Trans well 2槽型カルチャー・チャンバー上に腫瘍血管内皮細胞層を形成する。3)腫瘍細胞をラベリングしてチャンバー上層に入れ、血管内皮細胞層を通過して下層に浸潤した細胞数を定量する。 【結果】1)マウス神経芽腫細胞(C1300)4X10^5個をA/Jマウス皮下に移植し、移植後14日目に腫瘍血管を無菌操作で採取した。またヌードマウス可移植性神経芽腫細胞NB-1・GOTO細胞をそれぞれヌードマウス皮下に移植して約1カ月後に腫瘍血管を採取した。これらの腫瘍血管細胞をトリプシン処理後、37℃、20%FCS MEN培養液で継代培養をした。また。コントロールとしてマウス脳末梢血管内皮細胞(MBE)、ヒト肝末梢血管内皮細胞(HSE)を培養した。2)Trans well 2槽型カルチャー・チャンバーのMatrigel上にこれらの腫瘍血管内皮細胞層を形成した。 【まとめ】 本年度は方法の2)の段階まで成功した。今後の研究は方法3)の段階に移り、腫瘍細胞を〔^<125>I〕Iodo-2 deoxyuridineでラベリングし、これをチャンバー上槽に入れ、浸潤してきた腫瘍細胞数を定量化する予定である。さらにチャンバー内の培養液に抗腫瘍薬等を添加した際の変化を検討したい。
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