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シェ-グレン症候群唾液腺のアポトーシス:Fasリガンドとの関連

Research Project

Project/Area Number 08771580
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Morphological basic dentistry
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

柴田 恭明  長崎大学, 歯学部, 助手 (80253673)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsシェ-グレン症候群 / Fas / Fasリガンド / アポトーシス / TUNEL
Research Abstract

これまでに、シェ-グレン症候群(SS)口唇小唾液腺実質の破壊・消失はアポトーシスによるものであり、さらにこのアポトーシスにFasが関与している可能性をin situ TdT(TdT)反応およびFas免疫染色を用いて示してきた。本年度の計画は、1)Fasリガンドの局在を検索すること、2)炎症細胞での発現が確認されたならばその細胞種・亜系を同定すること、一方、3)電顕的にTdT陽性細胞の形態を検索し、4)アクティブクロマチンの局在を検索することであった。1)抗Fasリガンド抗体をもちいて免疫染色を施行したところ、SS唾液腺実質内の細胞にFasリガンドの発現がみられた。また、この局在は連続切片でFas陽性細胞、TdT陽性核の局在と多数の症例で一致していた。一方、2)実質内でのFasリガンド発現細胞を同定するために、連続切片において抗Fasリガンド抗体、抗CD8抗体をもちいて検索したところ、実質内に浸潤した一部のCD8陽性T細胞にFasリガンドの発現もみられたものの、ほとんどは実質細胞において発現していた。この結果は、Fas/Fasリガンド系がオートクライン、あるいはパラクラインに実質細胞のアポトーシス、すなわちSS唾液腺の消失に関与することを強く示唆している。3)電顕的にTdT反応をpre-embedding法によって検索をこころみたが、pre-embedding法では反応がうまくいかなかったため、post-embedding法で検索した。TdT反応陽性核の局在は光顕レベルでのそれとよく一致した。また、アポトーシスによって活性化・あるいは標的となるアクティブクロマチンの局在は、ヘテロクロマチンに集中しており、ユウクロマチンおよび核小体はネガティブであった。これらは、今回もちいたTdT反応の有効性を示すとともに、ヘテロクロマチンにおいてDNAの断片化がおきていることを示している。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 柴田恭明: "シェ-グレン症候群におけるアポトーシス" 組織培養. 22(9). 385-387 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

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Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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