Project/Area Number |
08771660
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
西川 慶一 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (30180590)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | CRT / 輝度 / 検出能 |
Research Abstract |
CRT診断における微小信号検出能のCRT輝度依存性について検討するために、C言語で自作したプログラムにより80枚のテスト画像を作成した。それぞれの画像は、大きさ512x512ピクセル、深さ8bitで、一様なピクセル値の背景を5x5の25領域に区画したものである。背景のピクセル値は、16、32、64、96、128、160、192、224のいずれかで、各10枚ずつに同じ背景を与えた。そして、25区画のうちの乱数に従って決定された10区画に信号を配置した。1枚の画像中の10個の信号の大きさは、1x1〜10x10の間で変化させた。信号のピクセル値は同一背景の10枚の画像毎に異なり、背景のピクセル値より1〜10だけ小さい値となるようにした。さらに、これらのテスト画像に、汎用画像処理ソフトウェアPhotoshop3.0.1J(Adobe)を利用して、ガウス型ノイズを付与した。ノイズのSD(標準偏差)値は3、5、7、9とした。これらの画像をCRT上で歯科放射線科医6名に観察させ、各区画に信号があるかないかを指摘させた。観察に使用したCRTは、アパ-チャーグリル管のものとフラットスクエア管のもの2種類とした。また、両者の各ピクセル値での輝度を輝度計(TOPCON)により測定した。 その結果、 1.両者の輝度特性は明らかに異なっていた。最大輝度はほぼ一致したが、ピクセル値に対する輝度の増加の仕方が異なっていた。いずれのピクセル値に対しても、アパ-チャーグリル管の方が高い輝度を示した。 2.輝度にかかわりなく、アパ-チャーグリル管の方が高い信号検出率を示した。 3.輝度が極端に低くなると、信号検出率は極端に低くなった。また、輝度が高くなるにつれ、検出率は徐々に低下した。 4.ノイズレベルが高くなると、輝度に関わらず、信号検出率は低下した。 という知見を得た。
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