細胞内抗原検出法による歯周炎病変局所の多形核白血球動態とIL-8産生の解明
Project/Area Number |
08771663
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
葛城 啓彰 日本歯科大学, 新潟歯学部, 講師 (70224483)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1996: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 多形核白血球 / 歯肉溝滲出液 / IL-8 / 細胞内抗原検出法 / フローサイトメトリー / ELISA |
Research Abstract |
1.歯周炎患者歯肉溝局所でのIL-8産生の検討 細胞内抗原検出法を応用したフローサイトメトリー解析、およびABC法による免疫組織化学から歯肉溝滲出液中の多形核白血球のIL-8産生を検索した結果、成人性歯周炎患者(n=15)では、IL-8陽性多形核白血球は、71.9±10.6%を示し、嫌常人の歯肉溝滲出液中の多形核白血球のIL-8陽性率は、30.8±12.9%であり、患者群で有意に高い値を示した。 同時に歯肉溝液中のIL-8量をELISA法で測定した結果、患者群では1250±750pg/30s,健常者群では200±300pg/30sを示し、患者群で有意に増加しており、多形核白血球の細胞内IL-8産生と一致する結果を示した。 2.歯周病原菌貧食刺激による多形核白血球からのIL-8産生の検討 P.gingivalis,A.actinomycetemcomitans,F.nucleatumの三種の歯周病原菌の貧食刺激に伴う多形核白血球からのIL-8産生は、食菌開始後1時間から多形核白血球の30〜50%に認められ6時間後にはP.gingivalis刺激:72.7±5.8%,A.actinomycetemcomitans刺激:65.5±8.6%,F.nucleatum刺激:80.5±14.5%を示した。 各歯周病原菌貧食刺激時の多形核白血球培養上清中のIL-8量をELISA法で測定した結果、反応開始後2時間までは殆ど認められないが、反応開始後3時間にはP.gingivalis刺激:503±42pg/ml,A.actinomycetemcomitans刺激:448±20pg/ml,F.nucleatum刺激:348±72pg/mlを示し,反応開始後6時間にはP.gingivalis刺激:763±74pg/ml,A.actinomycetemcomitans刺激:741±178pg/ml,F.nucleatum刺激:789±174pg/mlを示した。 以上の実験結果から多形核白血球からの貧食刺激に伴うIL-8産生を歯周病変局所およびIn vitroで明かにした。
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Report
(1 results)
Research Products
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