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骨芽細胞の分化におけるレチノイドX受容体の発現とその役割について

Research Project

Project/Area Number 08771699
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

大石 慶二  徳島大学, 歯学部, 助手 (00253211)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords骨芽細胞 / レチノイドX受容体 / レチノイン酸
Research Abstract

ラット胎児頭蓋冠由来骨原性細胞(RC細胞)の培養系を用い、骨芽細胞の分化とレチノイドX受容体(RXR)の発現との関連について検索した。RC細胞は培養とともに骨芽細胞様細胞へと分化することが知られているので、RC細胞におけるRXRの発現を種々の培養時期において調べた。また骨芽細胞の指標としてアルカリフォスファターゼ(ALP)、オステオポンチン(OPN)、オステオカルシン(OCN)の発現も同時に調べた。それぞれの発現量は、Northerm Blot分析によるmRNA量で評価した。その結果、ALPの発現量は培養とともに増加して12-15日目に最大となり、OPN、OCNの発現量は石灰化骨様コロニーの形成と並行して10日目頃より増加し20日目頃に最大となった。また、RC細胞ではRXR-α、βの発現が認められたが、培養期間を通じて発現量には大きな変化が見られなかった。次に、培養初期のRC細胞に24時間レチノイン酸(10^8M)を作用させると、ALPの発現量は減少し、OPNの発現量は増加した。培養後期では、同様のレチノイン酸処理によってALP、OPNの発現量は変化しなかった。一方、RXRの発現量は、どの培養時期においても、レチノイン酸処理によって大きな変化が見られなかった。
甲状腺ホルモンやレチノイン酸が骨芽細胞に及ぼす影響は細胞の分化程度(分化段階)によって変化することが知られているが、RXRの発現量は分化によって大きく変動しなかった。しかしながら、RXRを含めてステロイド/甲状腺ホルモン受容体スーパーファミリーに属する多くの受容体分子は複雑な相互作用を持つことから、今後他の受容体の挙動についても検索する予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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