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歯槽骨再生に及ぼす歯根膜の関与に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 08771732
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

大峡 淳  昭和大学, 歯学部, 助手 (40266169)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords歯根膜細胞 / 歯槽骨再生 / GTR法 / GBR法
Research Abstract

歯周病により破壊された骨欠損にGTR法を応用した場合、新生セメント質を伴う結合組織性付着の獲得はみられるものの、骨の再生は非常に少ないことが分かってきた。これに対して、インプラント周囲の骨欠損や歯槽堤形成術においてGBR法を応用した場合には、十分な骨再生がみられることが報告されている。両者間でこのような骨再生の違いかなる理由により生じるかについては、骨が再生するスペースや、骨欠損形態が関与するのではないかという報告があるがいまだ明確な答は得られていない。そこで我々は、歯周組織再生過程で歯根膜の存在の有無が歯槽骨の再生に影響を与えているのではないかという仮説を立て、その仮説を明確にすることを目的とした実験を考案して検討を進めてきた。
その結果、犬を用いて歯根膜存在群と歯根膜除去群とのそれぞれの歯槽骨再生に対する影響を観察すると臨床所見並びにエックス線所見においては、一部の標本で歯根膜除去群が歯根膜存在群に比べて骨形成量の多い傾向が認められたが、ほとんどの標本では両群間で差は認められなかった。組織学的所見においては、いずれの犬においても歯根膜存在群では新生骨骨頂まで歯根膜の再生が認められたのに対し、歯根膜除去群では著名な歯根吸収ならびに歯根と歯槽骨とのアンキロ-シスが認められた。両群ともに分割歯根の歯冠側端まで新生骨の形成が認められ、両群間で差は認められなかった。また、免疫組織化学的検索においても両群間で差は認められなかった。
歯根膜存在群、歯根膜除去群から新生肉芽組織を採取し、それらの生化学的検索およびDiffusion Chamberを用いたそれらの石灰化形成能の検索については、現在組織切片等の作成中である。
現在までの結果より考察すると、歯根膜の存在は歯槽骨再生にあまり影響しない可能性のある事が考えられるが、進行中の実験も含め今後更なる検討を加える予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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