齲蝕原因菌の最重要病原因子に対する単クローン抗体を用いたリスク診断法の開発
Project/Area Number |
08771735
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
岡田 珠美 日本大学, 松戸歯学部, 助手 (40277463)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Streptococcus mutans / Monoclonal antibody / Immuno-dot assay. |
Research Abstract |
S.mutansのGTF-SI酵素およびS.sobrinusのGTF-I酵素に対する特異モノクローナル抗体を得て調整を行った後、2次抗体として使用する市販ペルオキシターゼを結合させた標識抗体を調整しようと試みたがうまく結合させることができなかったので、通法に切り替えて免疫染色を行なった。S.mutansおよびS.sobrinusの標準株を血液平板を用いて培養し平板上のコロニーをニトロセルロースメンブレンに転写させた。このメンブレンを先に調整した特異モノクローナル抗体を1次抗体として、2次抗体にはperoxidase-conjugated anti-mouse-IgGを用い、酵素基質には4-methoxy-1-naptolを用いて免疫染色を行ったが、ニトロセルロースメンブレンのバックグランド部も発色基質に反応してしまい、全体的に青色に濃染されてしまったため的確に両菌のGTFを検出するにはいたらなかった。そこでS.mutansのGTFを8M ureaによって抽出させてCross-dot分析法による免疫染色を試みた。1次抗体として先のS.mutansのGTF-SIとGTF-Sおよび-I酵素に対する特異モノクローナル抗体を、2次抗体と酵素基質は前述の物を使用し、デンシトグラフに取り込んで分析を行ったところ3種モノクローナル抗体に対してそれぞれ特異的に反応した。さらにこのCross-dot分析を用いてヒト新鮮分離株を分析したところ、各GTF特異抗体に対しての反応性に菌株間で差異が認められ、このCross-dot分析法が有用な分析法の一つであることが確認され、現在より簡便な方法を検討中である。
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Report
(1 results)
Research Products
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