Project/Area Number |
08771762
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
菊地 聖史 東北大学, 歯学部, 助手 (50250791)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 歯科用CAD / CAM / 陶材 / 築盛 / 形状安定 |
Research Abstract |
切削加工では工具の送りに対応して被削材が削られるが,陶材築盛による造形では材料の供給量が必ずしも仕上がり形状に対応しない.そのためコンピュータを用いて築盛の自動化を図る場合も人間が行っているように築盛の途中で形状を測定し,最終目標とする形状と比較しながら築盛を進めていく必要があると考えられる.そこで本研究では自動築盛における築盛体の形状測定と築盛部位の自動決定アルゴリズム,すなわち自動築盛における形状のフィードバック制御方法について検討した. 試作した自動築盛プログラムは形状測定,築盛部位決定,築盛実行の一連の工程を陶材が不足している部位が無くなるまで繰り返すものとした.築盛体の形状測定にはレーザスリット光源による光切断法を用いた.CCDカメラで取り込んだ画像をそのまま計算に用いると形状データに大きな欠損やノイズが生じるので,ノイズ除去のための各種画像処理を行い,さらにデータ補間を施すことにより安定した形状データが得られるようにした.築盛部位の決定は築盛体の現在の形状をメタルフレームや最終形状と比較することにより行った.また陶材泥の流動を考慮して,一回の築盛は高さの低いところから一定の体積率で行うものとした. 前歯メタルフレームへの築盛実験から,現在の築盛体の形状を次の築盛に反映させることにより,歯牙形状に近い立体的な築盛体が得られることが分かった.また試作装置ではフレームの位置決めの自由度に制約があるため形状測定や築盛ができない部位が生じたが,これは装置に自動ステージを追加することにより解消することが可能であると思われた.
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Report
(1 results)
Research Products
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