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実験的骨粗鬆症の下顎頭における骨動態に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08771785
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

松井 孝平  岡山大学, 歯学部・附属病院, 助手 (80263606)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords骨粗鬆症 / 卵巣摘出 / 低Ca食飼育 / 下顎頭 / 骨形態計測 / ラット
Research Abstract

本研究は,低カルシウム食(低Ca食)飼育,卵巣摘出(OVX)あるいはこれらの双方の適用によって誘発した骨粗鬆症ラットを対象として,下顎頭が示す骨量ならびに骨組織の吸収と形成に関する動態について,組織計測的ならびに病理組織学的手法を用いて比較検討することを目的とした.
6週齢のウイスター系雌性ラット4群(1群10匹)のうち,2群の動物は低Ca食(Ca:0.2%)飼育群とし,残る2群の動物は通常食(Ca:1.15%)飼育群とした.低Ca食飼育群および通常食飼育群の1群ずつに対しては,両側のOVXを行い,残る1群ずつにはOVXの偽手術を施した.観察期間は術後12週および32週とし,各観察期間終了の10日および3日前に骨組織の蛍光ラベリングを施した.各観察期間毎に4実験群の5匹ずつを屠殺して採取した下顎頭は,Villanueva の骨染色の後,MMA樹脂に包埋して約50μmの前頭断末脱灰研磨標本として,光学顕微鏡あるいは蛍光顕微鏡を用いて病理組織学的変化を観察した.また,下顎頭の海綿骨を対象として二次元画像解析装置を用いて組織計測を行った.各実験例毎に第一次パラメータの計測を行い,これに基づいて単位骨量,分画吸収面率,分画形成面率ならびに石灰化速度などの第二次パラメータを算出した.得られた第二次パラメータについて実験群毎に平均値と標準偏差を求め,t検定法を用いて各観察期間毎に各実験群間の有意差検定を行った.
その結果,単位骨量は通常食偽手術群に比べて,低Ca食OVX群および低Ca食偽手術群では有意に小さい値を示し,通常食OVX群では有意差は示さないものの,これよりも小さな値を示した.一方,分画形成面率,分画吸収面率ならびに石灰化速度は通常食偽手術群に比べて,低Ca食OVX群および低Ca食偽手術群では有意に大きい値を示し,通常食OVX群では有意差は示さないものの,これよりも大きな値を示した.したがって,下顎頭海綿骨では低Ca食飼育ならびにOVXの双方の適用によって誘発された骨粗鬆症によって,骨組織の吸収と形成が高回転型に変化して骨量が減少することが示された.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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