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口腔内におけるクラウンの隣接面接触と振動伝達

Research Project

Project/Area Number 08771819
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionMeikai University

Principal Investigator

矢島 俊彦  明海大学, 歯学部, 助手 (50275830)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords接触点 / 隣接面接触 / Fast Fourier Transformation
Research Abstract

被験者は成年男子3名とし,正常な支持組織を有し,病的な動揺を示さない下顎第1,第2小臼歯を被験歯として測定を行った.なお,被験歯に加える衝撃は,早期接触によって加えるのではなく,ペリオテスト^<【○!R】>(シーメンス社製)を使用した.また,隣接面接触強さの程度は歯間離開度によって規定した.
1,被験者3例において,歯間離開度が大きくなるに従ってimpluse response波形の打振側に対する伝達側の最大振幅の比が減少したことから,歯に加えられた衝撃の一部は,隣接面の接触点を介して隣在歯へ伝達されると思われた.
2,被験者2例において,パワースペクトルの分布領域は,いずれの歯間離開度でも打振側と伝達側でほぼ同じ範囲を示し,歯間離開度が大きくなるに従って低周波数域へ移行したことから,その伝達様相は接触強さの影響をうけると思われた.
しかし,被験者1例において,パワースペクトルの分布領域は,隣在歯と強固に接触している状態では,打振側と伝達側で異なった範囲を示したが,その原因を明らかにすることはできなかった.なお,伝達側では,歯間離開度の増加に伴って低周波数域への移行がみられた.
口腔内においては,各被験者の支持組織の状態や各被験者の固有振動数を規定することは困難であり,また人為的に歯間離開度を設定した後,適正な隣接面接触状態になるまで歯は,変位を生じるものと考えられるため,今後,隣接面接触状態の経時的変化について検討する必要があると思われる.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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