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マイクロウェーブ重合型リライニング材の試作

Research Project

Project/Area Number 08771833
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

高橋 宏美 (安川 宏美)  鶴見大学, 歯学部, 助手 (70277953)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsマイクロウェーブ重合 / リライニング材 / 物理的性質
Research Abstract

試作リライニング材(MW)は,市販の常温重合型サジン「メタベース」(MB:サンメディカル)を基本として試作した.粉末はそのまま用い,液はアミンを希塩酸で抽出し,蒸留水で希塩酸を洗浄し,以下の実験に使用した.粉液比は使用説明書に従った.重合方法は予備実験の結果,FRPフラスコの下部に水を入れ,試料を入れた後,上部をかぶせ電子レンジで3分間加熱した.
試料の物理的性質を調べるため,可塑性試験,吸水量試験,溶解量試験および抗折たわみ試験をJIS T6501に準じて試験し,更にヌープ硬さ,引張強さを計測した。アミンの影響を調べるため,コントロールとしてメタベースも同様に試験した.
可塑性試験は,46mmであり,JIS規格の27mm以上という条件を満たした.
吸水量はMWは0.6mg/cm^2,MBは0.54mg/cm^2であった.溶解量はMWは0.02mg/cm^2,MBは0.07mg/cm^2であった.MWの方が吸水しやすいが,溶解量はJIS規格の値以内であった.一方MBは,吸水量は少ないものの溶解量はJIS規格の値を越えていた.これは重合方法が常温重合型ということから,残留モノマー量の違いによるのと考えられた.
抗折たわみ試験の結果,MWはMBよりたわみにくくたわみ試験中に破折した.
ヌープ硬さは,MWは11.1,MBは6.8であった.
引張強さはMWは22.6MPa,MB32.4MPaであった.MBの方がMWよりのびてから破断する傾向が認められた.そのため引張強さが高くなったものと思われる.
以上の結果よりMBはたわみやすく柔軟な材料であるが,MWはMBに比較すると剛性で硬い性質であった.この違いは,アミンによるものか,あるいは,マイクロウェーブで加熱することにより重合が進行し,溶解しにくく硬い材料になったものと思われる.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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