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末梢血球上のベンゾジアゼピン受容体数と臨床的薬理効果との関係についての解析

Research Project

Project/Area Number 08771863
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

前田 茂  岡山大学, 歯学部・附属病院, 助手 (50253000)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsベンゾジアゼピン / 受容体 / リンパ球
Research Abstract

昨年までの結果から,末梢リンパ球上のベンゾジアゼピン受容体はPK11195に対して10nMまでの範囲で飽和曲線を描き,scatchard解析から受容体数と解離定数を求めることが可能となった。しかし,健康成人から採血し,コントロールを求める実験から様々な要因で結果が異なることが明らかになり,特に採血からリガンドとの結合実験までの時間と,反応液中の血球濃度が大きな影響を与えることがわかった。そこでリンパ球のプレパレーションに要した時間を最小にするように手法を改め,最大の結合が得られる血球濃度を求めてからコントロールを決定した。その結果,受容体数は中央値660fmol/10^6cells,最大値791fmol/10^6cells,最小値409fmol/10^6cellsで,解離定数は中央値4.2nM,最大値4.9nM,最小値3.2nMであった。現在までリンパ球または単核球として末梢型ベンゾジアゼピン受容体について研究されているものは,精製方法が濃度勾配による遠心分離のみであり,ベンゾジアゼピン受容体を豊富に含むとされている血小板の除去が不十分である。われわれはリンパ球に対する特異抗原で覆われた磁気ビーズを用いてリンパ球のみを特異的に取り出し,血小板数はリンパ球数の30%にまで排除できた。ここで確立した手法で,より正確にベンゾジアゼピン受容体の性質を図ることが可能になった。今後は患者に応用し,末梢型ベンゾジアゼピン受容体とベンゾジアゼピン系薬剤の中枢作用との関係,および免疫系に与える影響について検討したい。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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