Project/Area Number |
08771887
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
堀 雅人 昭和大学, 歯学部, 助手 (10276602)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | apoptosis / 口腔扁平上皮癌細胞 / c-myc / Fas |
Research Abstract |
これまでに当教室で樹立されたヒト舌癌由来の扁平上皮癌細胞(NA細胞)に、アルキル化剤で白金製剤のcarboplatin(CBDCA)と代謝拮抗剤である5-fiuorouracil(5-FU)が細胞傷害活性を示し、細胞の形態学的分析、ELISAを用いたDNA断片化の定量、またクロマチンDNAのオリゴヌクレオゾーム単位での断裂から、少なくとも抗癌剤の作用の一部はアポトーシス誘導によることを確認した。またその際、NA細胞のc-myc遺伝子の発現は、mRNAレベルでCBDCAと5-FUによって抑制された。 その後、vivoの系としてNA細胞を培養し、ヌードマウス背部皮下に移植した。移植後3か月で腫瘍組織の形成を確認し、carboplatin,5-FUに加え、nedaplatin,cisplatinを各ヌードマウスに静注した。その投与前、投与後で腫瘍を一部切除しそれぞれからDNA,RNAを抽出した。その結果、c-myc発現は投与前に比べ投与後では抑えられていた。また抽出したDNAからはアガロースゲル上で断片化を確認した。 現在は、Fas/Fasリガドシステムによるアポトーシスに注目し、当教室で樹立されたヒト舌癌由来の扁平上皮癌細胞(NA細胞)を用いて解析中である。
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