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歯科治療時におけるC型肝炎ウイルスの飛散とPCR法による検出に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08771935
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

畑 真二  東北大学, 歯学部, 助手 (20208507)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords歯科治療 / HCV / 唾液
Research Abstract

歯科治療はごく簡単な処置であっても、歯肉を傷つけずに処置することは不可能に近い。また、患者の中には感染すると重特な全身疾患を引き起こす微生物を持っているものもいる。すなわち、歯科医師は通常の診察において、常にこのような唾液に暴露されていることになる。そこで本研究ではPCR法を用い、唾液の中から、C型肝炎ウイルスを検出し、歯科治療時の感染の危険度の1つの指標となるかどうか検討を加えた。
唾液からHCVを検出するときに難しいのは、唾液に存在するHCVから、分解され易いHCV-RNAをいかに効率よく取り出すかということと、取り出してcDNAに変換されたHCV-RNAをどのようなprobeでPCR法にて検出するかである。唾液からのHCVの検出には数例の報告があるが、定量的に検出できる方法となるとNumataらの方法(J. Med. Virol. 41 : 120-, 1993)が簡便なうえもっとも効率がよいことがわかった。この方法を用いてHCV抗原陽性である患者の血清中のHCV-RNAの定性を試みた。併せて、検体の保存方法についても検討を試みた。HCV抗原陽性である患者の血清といえども、一段階のPCR法ではHCV-RNAの検出は不可能であったが、二段階のPCR法(nested-PCR)では検出できることがわかった。検体の保存方法も-80℃であれば、2年程度は保存可能であることがわかった。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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