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自家歯肉線維芽細胞及び血清コーティング人工骨の家兎への移植

Research Project

Project/Area Number 08771936
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

井川 恭子  東北大学, 歯学部, 助手 (40241640)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords歯肉線維芽細胞 / ハイドロキシアパタイト / インプラント
Research Abstract

本研究は、宿主動物の歯肉線維芽細胞及び自家血清でコーティングしたHAを家兎頭頂骨内に移植した際の、移植材と骨との親和性を組織学的に明らかにすることを目的とした。
宿主家兎頭頂骨に、歯肉線維芽細胞コーティングHA、血清コーティングHA、HA単味(コントロール)を各々移植した。一方、同様の処置を施したグループについて充填時にボンディング剤で骨と一部を固定し、移植後にHAが組織内を移動しないようにした。
移植後4週、8週毎に組織切片を作成した。H. E染色により組織学的な所見を比較すると、歯肉線維芽細胞コーティングHAにおいてやや新生骨や類骨に富む所見が認められ、母床骨の先端部より、線維芽細胞様細胞や骨芽細胞様細胞が取り囲む新生骨様構造物と新生骨が半島状に伸びていた。この線維芽細胞様細胞の由来は明らかではないが、線維芽細胞によるコーティングの効果はわずかであるが認められたと考えられる。しかし、血清コーティングHA、HA単味(コントロール)においては大きな差は認められなかった。これにより、血清によるコーティングの効果はあまりないと考えられる。4週と8週で比較すると、4週では線維性骨による骨修復と密で太いコラーゲン線維が認められた。8週では線維性骨はあまり認められず、新生骨や類骨に富む所見が認められた。
充填時にボンディング剤で骨と一部を固定し、移植後にHAが組織内を移動しないようにする方法については、固定剤が中枢神経系に影響を与える論文が報告され、顎顔面領域への応用は充分な検討を必要とすることが示唆された。さらにボンディング剤を使用した部分の線維芽細胞は壊死してしまうと考えられることから、固定法として別の方法も考慮しなければならないと考えられる。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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