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歯周組織の再生におよぼす新規ヘパラン硫酸プロテオグリカンに関する研究

Research Project

Project/Area Number 08771950
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

島津 篤  広島大学, 歯学部, 助手 (10274094)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords歯根膜細胞 / シンデカン / オステオカルシン / RT-PCR法 / 歯肉細胞 / 骨肉腫細胞
Research Abstract

シンデカンは、1988年にBernfieldらのグループによって発見された新規のプロテオグリカンで、ヘパラン硫酸やコンドロイチン硫酸を側鎖にもつ細胞膜貫通型のコア蛋白質である。ヘパラン硫酸は歯肉、歯根膜、歯槽骨の主要な細胞外基質成分で、歯肉溝滲出液中にも見い出されるが、シンデカン遺伝子の研究は日が浅く、ヒト口腔組織において遺伝子レベルでの動態を調べた文献はない。
今回、ヒト歯周組織から単離した培養歯根膜細胞、歯肉由来線維芽細胞、骨肉腫由来細胞のトータルRNAの試料を用いてヒトオステオカルシンmRNA、ヒトシンデカンmRNAの発現をその特異的プライマーによりReverse Transcription-Polymerase Chain Reaction(RT-PCR)法にて検出し、その発現を比較検討した。
オステオカルシンmRNAは歯根膜、骨肉腫細胞に発現していたが歯肉細胞には発現していなかった。シンデカンmRNAは全ての細胞に発現していた。歯根膜細胞をアスコルビン酸存在下で長期間培養するとアルカリホスファターゼ活性は経時的に増加し20日後最高に達したが、これらの細胞から逐次RNAを抽出しRT-PCR法を行うと未分化な細胞と同様高度に分化した細胞においてもシンデカンmRNAが発現していた。
次にRT-PCR法の結果、歯根膜細胞から検出されたPCR産物をベクターにサブクローニングし塩基配列を検索すると、ヒトシンデカンmRNAと完全に一致し歯根膜細胞がシンデカン遺伝子を発現していることが確認できた。
以上の結果は、歯根膜細胞におけるシンデカンの存在を示唆し、歯根膜細胞の機能を追究する上で新たな展開を示すものと思われる。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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