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ポルフィロモナス・ジンジバリスの産生するアルギニンカルボキシペプチダーゼ

Research Project

Project/Area Number 08771958
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

増田 かなめ  徳島大学, 歯学部, 助手 (30243710)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywordsポルフィロモナス・ジンジバリス / アルギニンカルボキシペプチダーゼ / 歯周病
Research Abstract

歯周病原性細菌のひとつであるP.gingivalisからペプチド中のアルギニンのアミノ基側を切断するアルギニンカルボキシペプチダーゼ(ACP)が存在することを見い出した。そこで本酵素の分離・部分精製を行い性質を調べた。すなわち、本酵素の存在比率が高かった菌体を精製出発材料に選び、菌体からトライトンX-100で抽出した。次にイオン交換により分離したとき、溶出パターンの異なる2つのACPを認めた。ACP活性を示す2つの画分のうち回収率の高い溶出画分をゲル濾過により部分精製を行った。これまでの精製段階でACPは比活性が10倍に精製された。この部分精製標品を用いて、金属イオンおよび様々な化合物の影響を調べた。ACP活性はCu^<2+>,Zn^<2+>,Fe^<2+>により阻害を受け、またオルトフェナントロリンによっても著しく阻害されたことよりメタロペプチダーゼである可能性が示唆された。また一般的なカルボキシペプチダーゼの阻害剤である馬尿酸ならびに6-アミノ-n-カプロン酸によっても顕著な阻害を受けた。トリプシン様酵素活性を阻害するN-エチルマレイミドとTLCKでは明白な阻害を認めず、DTT依存性はなかった。Hippuryl化合物を用いた基質特異性実験ではHippuryl-Argのみを切断することがわかり、アルギニンに特異的なカルボキシペプチダーゼであることが示唆された。また従来から病原因子として、研究されているアルギニンのカルボキシル基側を切断する酵素であるトリプシン様酵素と分離が可能であることが明らかとなった。今後は本酵素を本格的に精製し、より病原性としての重要性を追求していく予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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