Project/Area Number |
08772002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
矯正・小児・社会系歯学
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
黒須 直子 愛知学院大学, 歯学部, 助手 (00281478)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 小児 / 歯周疾患 / 歯肉線維芽細胞 / サイトカイン |
Research Abstract |
研究目的および方法:愛知学院大学歯学部附属病院小児歯科外来に来院した健常小児と各種心身障害児の歯周疾患の臨床評価および細胞学的特性を検討した。調査対象は.本学小児歯科外来に来院した全身的既往歴のない健常小児30名(健常群13名・歯肉炎群17名)および各種心身障害児3名(ダウン症候群1名、抗てかん薬服用児1名、精神発達遅滞児1名)を被験者とした。歯肉炎群は、CPITN codeが6以上の者とした。各被験者の臨床評価の被験歯は、上顎右側中側切歯および第一大臼歯、上顎左側第一大臼歯、下顎左側中側切歯および第一大臼歯、下顎右側第一大臼歯とし、CPITN code、PIIndex (Periodontal Index)を、上下顎の前歯部においてはPMAN Indexを使用した。 研究結果:1)健常小児のうち、健常群のCPIT code1.08【.+-。】0.40(平均【.+-。】SE以下同じ)で歯肉炎群は6.71【.+-。】0.14であった。健常群のPIは0.37【.+-。】0.13で歯肉炎群は1.67【.+-。】0.07であった。健常群のPMA Indexは9.0【.+-。】2.61で歯肉炎群は21.1【.+-。】0.41であった。各種心身障害児3名のCPITN codeは11.0【.+-。】1.01であり、PMA Indexは22【.+-。】0.14、PIは2.08【.+-。】0.02であった。 2)(1)American Type Culture Collection社(CRI、1292:Maryland,USA)製ヒト歯肉線維芽細胞(以下Gin-1と略す)をコントロールとし、健常小児と心身障害児(抗てんかん服用児)の歯牙抜去時の歯肉線維芽細胞を用いて細胞増殖能を検索した結果.抗てんかん薬服用児、Gin-1、健常小児の順で細胞増殖能が高かった。(2)健常小児(健常群)の歯肉線維芽細胞を用い、一定の密度に調整した細胞にサイトカイン4種類(EGF、FGF、IL-1β、IL-6)を添加して細胞外マトリックスである2種類のゼラチナーゼ(MMP2、MMP9)の活性を細胞特性として検索した結果、MMP2においてEGF、FGF、IL-1βは濃度依存的に活性がみられた。IL-6は濃度依存性は認められなかった。今後、症例をさらに増やし、臨床評価および各種心身障害児の歯肉線維芽細胞を用いての細胞学的特性を比較検討を行っていく予定である。
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