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植物培養細胞を資源とする生理活性物質の探索

Research Project

Project/Area Number 08772028
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Chemical pharmacy
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

能勢 充彦  名古屋市立大学, 薬学部, 講師 (60228327)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords植物培養 / 甘草 / 毛状根 / 幼植物体 / マクロファージ / 一酸化窒素 / 多糖体
Research Abstract

現在、計画書に記載したようにPinus taedaをはじめ、Rhus javanica L.、Geranium thunbergiのカルスを確立あるいは入手し、その継代培養ならびに懸濁培養化を行っている。それと平行して、本年度は培養植物の特性を生かし、以下の検討を行った。漢方方剤ならびに生薬エキスの示す免疫賦活作用は、それらが植物の根や根茎を使用することから、植物材料に付着した土壌細菌などのLPSのコンタミネーションによるのではないかという議論がなされている。実際に生薬エキス中の活性成分が土壌細菌などのLPSかどうかについては、活性成分を単離し、構造決定するのが最善であるが、このような問題解決にも培養植物を用いることが有効であると考えた。培養植物は、無菌下で生育しており、土壌細菌など他の微生物によるコンタミネーションは勿論ない。これまでに生薬の甘草(Glycyrrhiza ularensis乾燥根)熱水抽出エキスには強いマクロファージ刺激作用があり、その作用は粗多糖画分にあることが当研究室で判明している。そこで、国立衛生試験所筑波薬用栽培試験場からGlycyrrhiza glabraの幼植物体及びGlycyrrhiza ularensisの毛状根を入手し、各々の熱水エキス・粗多糖画分を調製して、マウス腹腔滲出マクロファージの一酸化窒素産生能を指標にマクロファージに与える影響を検討した。培養植物から調製した熱水エキス及び粗多糖画分も生薬と同様の活性を示し、その結果甘草には土壌細菌などのLPSではなく、植物成分としての活性高分子化合物が存在することが明らかとなった。現時点では、量的な問題で活性成分の単離・化学的性質などの詳細な検討には至っていないが、大量培養を計画し、活性成分の解析を行いたいと考えている。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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