リ-ド化合物となり得る植物成分の活性と構造との相関研究
Project/Area Number |
08772033
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Kyoritsu University of Pharmacy |
Principal Investigator |
権田 良子 共立薬科大学, 薬学部, 助手 (80195958)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 鶏血藤 / Rumex acetosa / Calocarpum sapota |
Research Abstract |
鶏血藤のメタノール画分について酢酸エチル、水飽和ブタノールにて順次分配し、TBA法による抗酸化活性を測定したところ、酢酸エチル画分に最も強い活性が認められた。よってこの画分について、Silica gel,Sephadex LH-20によるカラムクロマトグラフィー、Rober RP-8カラムによるHPLCにて分離精製し、NMR測定によってhomopterocarpin,formonetin,genistein,isoliquiritigenin,(-)-epicatechinの5種のフラボノイド類およびβ-sitosterol,daucosterolという2種のsterol化合物を同定した。またこれらの成分のうち(-)-epicatechinに顕著な抗酸化活性が認められた。Rumex acetosaの地上部については、メタノール抽出画分をさらに酢酸エチルで抽出した。この酢酸エチル抽出画分について、シリカゲルカラムクロマトグラフィーを行い、physcion,chrysophanol,emodinの3種のアントラギノン類および脂肪酸であるlauric acidを得た。さらに酢酸エチル抽出の残渣については、メタノールに溶解させエーテル沈殿法を行い、沈殿物を得た。この沈殿物について、シリカゲルカラムクロマトグラフィーをくりかえし行い、β-sitosterolおよびその配糖体(D-グルコシド)とstigmast-5-ene-3β,7α-diolのsterol類を同定した。Calocarpum sapotaの種子を順次ヘキサン脱脂後、クロロホルム、アセトン、メタノール抽出を行い、メタノール抽出物について更に水飽和ブタノールで分配した。水画分について更にクロロホルム-メタノール-水(4:4:3)で上層と下層に分けた。この上層についてDIAION HP-20,Asahipak ODP-50を用いたクロマトグラフィーにて単離精製を行い、3種の青酸配糖体(lucumin,lucuminic acid,lucuminamide)を得た。
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Report
(1 results)
Research Products
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