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リンパ球によるアセチルコリン合成と合成酵素の遺伝子解析

Research Project

Project/Area Number 08772104
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Biological pharmacy
Research InstitutionKyoritsu University of Pharmacy

Principal Investigator

藤井 健志  共立薬科大学, 薬学部, 講師 (80255380)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsacetylcholine / choline acetyltransferase / T-lymphocyte / leukemic cell line / polymerase chain reaction / reverse transcription / human
Research Abstract

1)コリンアセチルトランスフェラーゼ(ChAT)mRNAを発現する血球細胞種の特定
T細胞系細胞株7種(CEM,HSB-2,HPB-ALL,Jurkat,MOLT-3,MOLT-4,HUT-78)、B細胞系細胞株4種(NALM-1,Daudi,KOPN-8,NALM-6)およびリンパ系前駆細胞株2種(NALM-16,REH)を用いた。各細胞株よりpoly(A)^+RNAを抽出し、ヒト脳ChAT遺伝子の配列の一部をプライマーとして逆転写-polymerase chain reaction(PCR)を行なった。ChAT mRNAの発現は、T細胞系細胞株にのみ認められ、B細胞系細胞株およびリンパ系前駆細胞株には認められなかった。各細胞株中のアセチルコリン(ACh)含量は、ChAT mRNA発現の有無と相関していた。以上より、血球細胞のうちT細胞のみがChAT mRNAを発現していることが明らかとなった。
2)ChAT mRNAのノーザンブロット解析
最もACh合成能が高いMOLT-3より調製したpoly(A)^+RNA用いて、ChAT mRNA発現量およびサイズをノーザンブロット解析した。^<32>p放射ラベルしたChAT特異的cDNAプローブをハイブリダイズさせ、オートラジオグラムをとった。しかしながら、ChAT mRNAは検出できなかった。ChAT mRNA発現量が脳と比較して非常に少ないことが考えられる。予備実験で半定量的-PCRを行い、リンパ球では脳と比較して少くとも1000分の1以下のChAT mRNA発現量であることを確認した。このことは、リンパ球のChAT活性が、脳で最もChAT活性の高い線条体の1000分の1程度であることに一致する。
3)ChAT全塩基配列の解析
脳ChATの塩基配列より作製したPCRプライマーを用いて、T細胞中のChAT mRNAを増幅した。しかしながら、発現量はが低いためクローニングに十分なcDNAを得られず、本年度中の全塩基配列決定は実現できなかった。引き続きPCR条件などのクローニング戦略を再検討した上で実施予定である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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