アンチセンス法を指向した新規な核酸類縁体の合成とその機能評価
Project/Area Number |
08772139
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
医薬分子機能学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小比賀 聡 大阪大学, 薬学部, 助手 (80243252)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | アンチヤンス / オリゴヌクレオチド / カルバメート結合 / 核酸類縁体 / 合成 / Tm / 酵素耐性 |
Research Abstract |
我々はアンチセンス法への展開を考え、カルバメート結合を有する新規なヌクレオシドヘテロダイマーの合成を行ないオリゴヌクレオチドへの導入を行なった。このオリゴヌクレオチド類縁体とそれに相補的なDNAあるいはRNAとの二重鎖形成能を詳細に検討したところ、このオリゴヌクレオチド類縁体はアンチセンス分子として十分な二重鎖形成能を有していることがわかった。さらにこれらの二重鎖の構造を円二色性(CD)スペクトルにより検討したところ、天然のDNA-DNAあるいはDNA-RNA二重鎖とほぼ同様の構造をとっていることが明らかとなった。また、蛇毒ホスホジエステラーゼに対する耐性能を調べたこところ、このオリゴヌクレオチド類縁体は非常に優れた酵素耐性能を有していることを見出すことができた。これらの結果から今回合成したカルバメート結合を有するオリゴヌクレオチド類縁体は優れたアンチセンス分子として期待できる。次にカルバメート結合の窒素原子上に種々機能性官能基の導入を行なうこととした。まず、オリゴヌクレオチド類縁体の脂溶性向上のため、および種々官能基の導入に伴いアンチセンス分子としての機能に変化を生じないか検討するために、カルバメート窒素原子上にメチル基を導入したヘテロダイマーの合成を行なった。このものを先と同様にオリゴヌクレオチドへ導入し、相補鎖核酸との二重鎖形成能を検討した。その結果、メチル基の導入は二重鎖形成能に全く影響を与えないことを明らかにすることができた。現在、このヘテロダイマーのカルバメート窒素原子上に各種機能性官能基の導入を行なっている。
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Report
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Research Products
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