Project/Area Number |
08772155
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Medical sociology
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Research Institution | Shimane Medical University |
Principal Investigator |
笹川 紀夫 島根医科大学, 医学部, 助手 (00252908)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1996: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 疾患情報提供システム / マルチメディア / インターネット / 糖尿病 |
Research Abstract |
1.はじめに 本研究は、診療待ち時間を利用して患者自身が疾患に対する系統的かつ視覚的な情報提供が受けれるシステムをマルチメディアを用いて作成した。 2.システム構成 既存のパーソナルコンピュータ(IBM-PC互換機:Intel DX4 100MHz、40MBメモリー)を使用し、またインターネット上への公開及びより汎用的なネットワークでも利用出来るようにHTMLを使用してシステムを作成した。(Netscape、Video for Windows:既存)今回は特に糖尿病疾患に関するシステムの開発を行った。 3.システムの特徴 患者自身がボタンを押すだけで簡単に操作出来、情報提供方法も文字情報だけでなく、マルチメディア、特にGUI機能を用いて画像情報を多く使用した。 構成としては、糖尿病についての概略と、具体的な療法、例えば食事療法や運動療法、インシュリンの自己注射等の具体的な解説、インターネット上で公開されている糖尿病に関する情報の表示や、書籍の紹介、更に患者自身の症状をYes、Noで選択すると必要とする療法の解説や注意事項が表示される推論機構を組み込んである。 更に、症状やインシュリンの自己注射等の解説には動画(ビデオボード、カメラ・新規)を使用して、認識を高めるようにした。 4.結果及び考察 解説の内容及び推論機構については、専門医と相談の結果、治療中の患者が操作する事を前提に、医師の治療方針や治療法と違ったり混乱しないように一般的なものにとどめた。この点に関しては今後、専門医と十分な検討を行い、解説をより詳しく、また推論機構もプライマリ・ケアのレベルで実用可能とするため充実したものにする必要があり、また医学部学生用には、疾患及び療法の具体的な医学情報(医療画像等)を用意する必要があると考えられた。 今後は上記の点に留意して、システムのより一層の充実を図る予定である。
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