在宅酸素療法対象者の酸素不飽和レベルに基づく管理指標の開発に関する縦断的研究
Project/Area Number |
08772201
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Nursing
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
深野 智子 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (80238443)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 在宅酸素療法 / 酸素飽和度 / 在宅呼吸管理 / 患者教育 |
Research Abstract |
1.目的 HOT患者の24時間の日常生活における酸素飽和度(以下:Sao_2)の脱飽和時間比率と低下度を同時に評価できる管理指標(DIHOT-F)の再現性、患者教育による変動性を示す。 2.対象と方法 1994年までにDIHOT-Fを評価したHOT対象者10例のうち、追跡し得た8例を対象とし、方法は再度訪問調査によりDIHOT-Fを評価し、再現性を管理区分、患者教育内容、日常生活等を加味して検討した。 3.結果1)対象の背景:主疾患はCOPD5例(62.5%)、珪肺3例(37.5%)、酸素使用時間は平均10.2時間/日であった。2)DIHOT-Fの再現性:覚醒時DIHOT-Fは前回評価時平均156.9± 117.5、今回評価時平均73.2±61.7で有意に低下し、教育によるDIHOT-F値の低下が示された(P<0.05)。 一方,睡眠時DIHOT-Fは第1回評価時平均9.4±7.1、今回評価時平均91.2±99.9で平均値は上昇していたが、4例で再現性が高かった。3)教育内容及び日常生活からみたDIHOT-Fと管理区分の変化:管理区分別の変化は、第1回管理区分B3例、区分C2例、区分D1例、区分E2例であったが、今回評価で好転した者は5例(62.5%)であった。主な教育内容は外出・負荷動作時の酸素使用法、呼吸法、禁煙。酸素チューブの延長、社会制度の活用などであった。教育の結果、患者自信が日常生活に応じた酸素使用を受け入れ、呼吸法を修得でき、減煙が成功しまたは、DIHOT-Fにより酸素処方が修正された例などで管理区分が好転していた。 4.考察 在宅生活を同一条件にしてDIHOT-Fを評価し再現性を検討することは困難であったが、同一条件を得やすい睡眠時DIHOT-Fについては再現性があるものと考えられた。本指標はSao_2脱飽和を定量的にとたえ、かつ鋭敏性が高いため、特に覚醒時の日常活動下のSao_2低下を防ぐ教育に利用でき得ることが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)