• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

激辛食は糖尿病を悪化するか-糖尿病マウス子宮筋における検討-

Research Project

Project/Area Number 08780025
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 家政学
Research InstitutionNakamura Gakuen College

Principal Investigator

太田 千穂  中村学園大学, 家政学部, 助手 (80271435)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords糖尿病 / 子宮筋 / ピペリン / カプサイシン / アリルイソチオシアネート / ジアリルジサルファイド / マウス
Research Abstract

本研究では四香辛料(コショウ、トウガラシ、マスタード、ニンニク)の辛味成分である、各々ピペリン(PIP)、カプサイシン(CAP)、アリルイソチオシアネート(ISO)、ジアリルジサルファイド(DIA)が、自然発症型糖尿病マウス(KK/Ta;以下KK)の摘出子宮筋標本の自発収縮へ及ぼす影響を調べ、正常マウス(C57/BL;以下C57)のそれと比較検討した。上記の香辛料辛味成分を子宮筋標本に0.1μMから0.1mMまで段階的に作用して、自発収縮張力の頻度と振幅に対する影響を調べた。まず、振幅に関してはこれらの辛味成分の効果は抑制傾向が強いものと増強傾向が強いものがあった。CAPとPIPは前者の傾向が強かったが、PIPはKKでは0.1mMで顕著な振幅の増加をみた。ISOとDIAは両マウスにおいて若干の濃度依存性の増加が観察された。一方、自発収縮の頻度については、両マウスにおいて全体的に抑制効果があった。しかし、振幅の場合と同様にPIPはKKでは0.1mMで顕著な頻度の増加があった。張力を最大値の50%に抑制する濃度(IC_<50>)を各辛味成分ごとに求め、KKおよびC57に対する振幅と頻度をみてみた。CAPの場合、振幅においてKKでは18.75mM、C57では75μMとC57のほうが約1/10低濃度で抑制された。四辛味成分間での抑制効果の順は振幅の場合、両マウス群ともCAP>PIP>ISO>DIAであり、頻度の場合、KKではCAP>PIP>DIA>ISOであり、C57ではISO>PIP>CAP>DIAであり、このIC_<50>が動物間および四辛味成分間で異なることを示した。これは、四辛味成分の構造および分子量の違いによりCaチャネルに対するブロックの程度の差およびブロック様式の差等による結果であると考えられる。さらにKKおよびC57の妊娠時における子宮筋の辛味成分に対する反応性についても調べてみたが、例数不足のため何とも言えないが、香辛料の辛味成分の種類および摂取量によっては、例えば妊産婦の場合、正常分娩を妨げる可能性があることが示唆された。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi