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養殖ウナギ及びアユにおけるオキシテトラサイクリンの残留性と調理による変化

Research Project

Project/Area Number 08780029
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 家政学
Research InstitutionAichi Konan College

Principal Investigator

宇野 和明  江南女子短期大学, 生活科学科, 講師 (80223585)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1996: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywordsオキシテトラサイクリン / ウナギ / アユ / 調理 / 薬物残留 / 残留期間
Research Abstract

【目的】本研究では,養殖ウナギ及びアユにオキシテトラサイクリン(OTC)を強制経口投与し,それらの組織内濃度を高速液体クロマトグラフィ(HPLC)法によって求め,両魚種におけるOTCの残留特性を明らかにした。さらに,魚体内に残留しているOTCが調理法によって,どのような影響をうけるのかを検討した。
【方法】供試魚には養殖ウナギ(平均体重141g)及びアユ(平均体重54g)を用いた。飼育をウナギでは水温28℃,換水率40%dayの水槽で行い,一方,アユでは水温18℃の流水水槽で行った。投薬方法は,麻酔した供試魚に投与量が50mg/kgとなるようにカテーテルを用いた強制経口投与法で行った。投薬後,所定時間ごとに5尾ずつ取り上げ,採血後,血清を分離し,筋肉,肝臓,皮及び骨を採取した。それらの組織中のOTC濃度をHPLC法によって求めた。また,OTCが残留する組織を試料として,ゆでる,焼く,揚げるの調理を行い,それらの調理操作後の残留OTC濃度をHPLC法によって求めた。
【結果】組織内濃度序列は,両魚種とも骨>肝臓>皮>筋肉>血清であった。両魚種の組織におけるOTCの消失半減期をそれらの消失曲線から求めたところ,ウナギの血清,筋肉及び肝臓でそれぞれ3.5日,6.1日及び11.3日,アユでは,50日,6.6日及び5.5日であった。OTCの残留基準値(0.1ppm)以下になるのに要する時間は次のとおりであった。ウナギ;血清4.4日,筋肉5.0日,肝臓25.2日,アユ血清10.4日,筋肉14.2日,肝臓23.8日。これらの値は現在設定されている休薬期間(30日間)以内であった。しかし,OTCは両魚種とも骨・皮に一定の濃度で残留し,消失曲線を検出できなかった。残留するウナギ骨に紫外線ランプを照射すると螢光を発した。調理操作により残留OTCは,筋肉及び肝臓で70〜80%分解消失したが,骨では30〜50%の分離消失であった。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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