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スポーツ選手を対象としたチームビルディング・プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 08780045
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

土屋 裕睦  筑波大学, 体育科学系, 助手 (80272186)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsソーシャル・サポート / チームビルディング / エンカウンター / バ-ナウト(燃え尽き症候群) / ストレス対処方略 / スポーツチーム
Research Abstract

本研究の目的は、運動選手におけるバ-ナウト(燃え尽き症候群)発症機序の解明、選手に有効なソーシャル・サポートの同定(バ-ナウト抑制要因の同定)、チーム介入プログラムの開発・実践ならびにその効果の実証の3点であった。選手に対する面接調査を通じてバ-ナウト発症機序が明らかにされ、特にオーバートレーニング状態にあっても目標の再設定や練習方法の見直しをしないまま競技に固執していくことがその特徴であることが分かった。しかし、チーム内におけるソーシャル・サポートを活性化することで、自己への気づきが増し、結果としてバ-ナウトが予防できることも分かった。さらに「Sport Discus」をデータベースとする文献検索を行い、体育・スポーツ領域におけるソーシャル・サポート研究を広く概観したところ、集中的グループ体験学習(構成的グループエンカウンター)の手法を取り入れた介入プログラムによって、チーム内のサポート関係が構築できる可能性が示された。
そこで、メンタルトレーニング技法の実習をエクササイズとした独自のチーム介入プログラム(チームビルディング・プログラム)を開発し、試合期にあるチーム、環境移行期にある新入部員、さらに寒稽古(ストレス事象)を間近に控えた剣道部員を対象に3つの実践研究を行った。その結果、いずれにおいてもメンバーのソーシャル・サポート満足度得点が増加し、同時にバ-ナウト傾向の抑制がなされた。選手の内省報告に着目した分析からは、積極的なストレス対処方略の獲得、サポートネットワークの広がり、メンバー間の相互信頼関係の構築が確認された。また、これらの心理的変容とソーシャル・サポートの活性化ならびにバ-ナウト抑制との間に因果関連性が確認されたことから、本プログラムによってバ-ナウト抑制が可能となることが結論された。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 土屋裕睦: "ソーシャル・サポートの活性化をねらいとしたチームビルディングの試み" スポーツ心理学研究. 23・1. 35-47 (1997)

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      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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