Project/Area Number |
08780046
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
体育学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
沢井 史穂 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助手 (10245631)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 筋力トレーニング / 健康体力づくり / 負荷設定法 / 最大反復挙上回数 / 1RM / トレーニングマシン |
Research Abstract |
一般人が健康体力づくりのためにマシンを使って筋力トレーニングを行う際、安全かつ簡便に個々の能力に応じた負荷を決定する方法を検討した。20〜30歳代の男性22名、女性25名を被検者として、主要筋群のトレーニング項目(レッグエクステンション、レッグカ-ル、レッグプレス、ベンチプレス、ハイプ-リ-、ショルダープレス)について、それぞれ最大反復挙上回数が、(1)8〜15回(10RM相当)、(2)4〜7回(5RM相当)、(3)1〜3回(1RM相当)となる負荷重量を測定した。測定にはユニバーサル及びノ-チラス社製ウエイトスタック式マシンを使用した。その結果、フリーウエイトに比べて厳密な負荷設定ができないマシンにおいては、反復挙上可能回数15回以下での負荷重量と反復回数の関係は、一次回帰式(個人別)がよくあてはまり、(1)(2)段階の重量が分かれば1RMを実測しなくてもおおよそ推測できると考えられた。そして、一般人のトレーニン負荷値としてよく採用されている(1)及び(2)段階の重量は、体重を基準とする相対的な負荷設定法によって1〜2回の試技で容易に見つけることができる可能性が確認され、測定値の分布状況をもとに男女別の基準値を算出した。さらに、それら基準値を用いて挙上テストを実施した際の循環器系へのストレスを調べるために、上・下肢それぞれのトレーニング種目を代表するレッグエクステンションとベンチプレスに関して、(1)(2)段階の重量測定終了直後の心拍数と血圧をポ-タブル自動血圧モニタを用いて測定したところ、注意を要するような著しい上昇は認められず、テストの簡便性のみでなく安定性も確認された。
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