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老齢期における筋萎縮防止に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08780064
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionAichi University of Education

Principal Investigator

鈴木 英樹  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (40235990)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords老齢期 / 萎縮 / 筋線維 / 自発走運動 / SAM
Research Abstract

本研究は京都大学胸部疾患研究所より供給を受けた老化促進マウス(SAM)を用いて、骨格筋の萎縮過程を筋線維レベルからその酸化系能力を含め明らかにするとともに、異なる萎縮過程期にある骨格筋の運動に対する適応変化を調べることを目的に行った。
その結果、SAMの長指伸筋の萎縮は生後40週齢頃の老化初期段階から始まり、50週齢で顕著となること、50から60週齢ではそれ以上の顕著な萎縮が進行しにくいことが示された。筋線維の総数は20から60週齢で若干の減少を示すものの統計的に有意でなかったことから、筋の萎縮は筋線維の減少よりも、主に筋線維の萎縮によるものであることが考えられた。筋線維の萎縮の程度を酸化系能力の違で分類した筋線維タイプ別に分析したところ、筋線維の萎縮は酸化系能力の低い筋線維で顕著であった。また、50から60週齢にかけて酸化系能力の著しく高い筋線維が観察されなくなった。生理学的特性をその張力特性から観察した結果、強縮張力は40週齢以降低下した。また、疲労耐性は強縮張力ほどではないが40週齢以降に若干の低下を示した。
以上の結果から、骨格筋の萎縮は酸化系酵素活性の低い筋線維の萎縮に始まること、骨格筋の酸化系能力の老化に伴う低下は酸化系酵素活性の低い筋線維の萎縮と著しく高い酸化系酵素活性を有した筋線維が少なくなることが考えられた。
異なる萎縮過程期にある骨格筋の運動に対する適応変化に関しては、現在、分析を進めている最中である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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