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ビタミンE摂取が運動による赤血球の破壊および新生に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 08780065
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionNagoya Institute of Technology

Principal Investigator

伊藤 宏  名古屋工業大学, 工学部, 講師 (10203168)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsvitamin E / erythocyte / endurance training
Research Abstract

持久性運動による酸素摂取量の増大は、生体内の活性酸素の発生を誘発する。この活性酸素の増大は赤血球膜の脂質過酸化を促進させる大きな原因になるものと考えられる。実際に、in vitroでは赤血球膜脂質過酸化と赤血球の破壊に高い相関があることが報告されている。本研究では、代表的抗酸化物であるビタミンE摂取が、数日間にわたる激しい持久性トレーニング後の赤血球溶血や新生に影響を及ぼすか否かを検討した。被験者は、陸上競技長距離選手12名を対象にランダムにビタミンE摂取(E)群およびプラシーボ(P)群とし、ビタミンEまたはプラシーボ摂取前(T1)、摂取後1ヶ月で1週間の合宿直前(T2)、直後(T3)および3週間後(T4)にトレッドミル走による最大運動を実施し、次のような結果を得た。
1.最大酸素摂取量、心拍数、血中乳酸濃度についてはグループ間で差が認められなかった。
2.T2、3、4においてE群はP群に対して血清ビタミンE濃度が有意に増大し、血清過酸化脂質濃度は有意に低下した。
3.赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットはE群はT3で増大したが、P群では低下した。
4.血清ハプトグロビンはP群がT3、4で低下し、E群に対して有意に低かった。
5.血液比重、2,3-DPG/赤血球濃度はグループ間で有意な差が認められなかった。
これらの結果から、ビタミンEは集中的な激しい持久性トレーニングにおける赤血球の破壊を軽減することが示唆された。新生に及ぼす影響についてはさらなる検討が必要である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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