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トライアスロン競技時の活動筋における酸素動態の特性

Research Project

Project/Area Number 08780085
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

三浦 哉  徳島大学, 総合科学部, 助手 (10274193)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsトライアスロン / 酸素動態 / 酸素摂取量 / ランニングエコノミー / 活動筋
Research Abstract

水泳、自転車こぎ運動およびランニングで構成されるトライアスロンは、上肢に比べて下肢の筋群に大きな負担が加わり、活動筋での負担度は酸素摂取量(VO_2)では十分に反映しない可能性が考えられる。本研究ではトライアスロンの生理的な負担度をVO_2からだけではなく、活動筋における酸素消費を測定することで明らかにしようとした。5名の成人(男性委名、女性1名)にアームクランク運動(A:30W×30分)、自転車こぎ運動(B:40.0km)およびランニング(R:10.0km)で構成されるシミュレーションテストを行わせた。その際、携帯用呼気ガス分析装置を用いてVO_2を、近赤外分光装置を外側広筋に装着して酸化ヘモグロビンおよびミオグロビン(oxy-Hb/Mb)の変化を同時に測定した。その結果、A、BおよびRの各ステージのVO_2およびoxy-Hb/Mbの平均値はそれぞれ15.2、33.9、49.5ml・kg^<-1>・min^<-1>、96.0、85.6、72.1%であった。また、RステージのVO_2、oxy-Hb/Mb、ストライド長および速度の各項目を2.0km地点と10.0km地点とで比較したところ、VO_2は有意に増加(47.7→50.6ml・kg^<-1>・min^<-1>)したのに対して、速度は有意に低下(219.4→202.8m・min^<-1>)し、1m走るのに必要なエネルギー消費量が有意に増加(0.219→0.251ml・kg^<-1>・min^<-1>)した。一方、ストライド長は有意に低下(1.36→1.25m)し、oxy-Hb/Mbは有意な変化が認められなかった(72.9→71.4%)。このように外側広筋のoxy-Hb/Mbの低下はみられなかったが、エネルギー消費量が増加し、ランニングエコノミーが低下が明らかになった。これはストライド長の減少といった走動作の効率の低下と同時に、外側広筋以外の協同筋における酸素消費が大きくなったことが原因ではないかと考えられる。以上のことから、VO_2の変化と外側広筋でのoxy-Hb/Mbの変化とは必ずしも対応せず、VO_2の増加は他の協同筋の運動への貢献が大きくなったことが原因と推察される。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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