Project/Area Number |
08780090
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
体育学
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
北 一郎 東京都立大学, 理学部, 助手 (10186223)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 高齢者 / 平衡機能 / 重心動揺 / 歩行 / 呼吸循環 |
Research Abstract |
本研究では、定期的な運動が加齢過程と関連する神経系機能の変化を有意に抑制できるかどうかについて検討するため、高齢者の平衡機能に焦点をあて、その可塑性と運動習慣の影響について行動学的および生理学的側面から解析することを目的とした。被検者として、運動経験及び運動習慣の異なる動揺病症状をもたない18名の男女中高年者(男子9名、女子9名、平均年齢53.6±8.2歳、平均身長158.0±7.4cm、平均体重56.3±6.6kg)を対象とした。被検者の運動習慣に関しては、質問紙法により運動種目・頻度・時間・継続年数について調査し、日常生活において特別な運動習慣のある群と、特別な運動を行っていない群の2群に分けた。平衡機能の行動学的側面については、直立姿勢及び片足立ちにおける重心動揺(開眼及び閉眼、測定時間20秒)と歩行運動パターンが測定された。重心動揺は重心動揺計を用いて測定し、左右方向(X-cm)、前後方向(Y-cm)及び垂直方向(Z-kg)の動揺の標準偏差(RMS)を算出した。歩行パターンについては、20m歩行時の歩数及び時間から速度、歩幅、歩調を算出した。また平衡機能の生理学的側面、すなわち姿勢制御に重要な神経系機能について解析するために、上記重心動揺測定中の下肢筋群(ヒラメ筋、前脛骨筋)の節電図、呼吸数及び心拍数応答について測定し、時間的・空間的分析を行った。結果として、運動習慣を有する群の方が特別な運動を行っていない群に比べて、閉眼直立姿勢での左右方向、開眼片足立ちでの前後方向及び閉眼片足立ちでの左右方向、前後方向、垂直方向の変動が小さい傾向にあったが、歩行パターンには顕著な差異は認められなかった。また筋電図、呼吸循環応答に関しても運動習慣のある群では各姿勢に対する反応が小さい傾向にあった。以上のことより、運動が加齢に伴う平衡機能の低下を一部抑制する可能性が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
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