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環境の変化に柔軟に適応する投運動の制御機構

Research Project

Project/Area Number 08780116
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 体育学
Research InstitutionThe Institute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

太田 憲  理化学研究所, 制御系理論研究チーム, フロンティア研究員 (10281635)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords環境適応 / 投運動 / むち運動 / 運動パターン
Research Abstract

野球競技で見られるような投運動において,人間は運動が体幹から腕・手へと末端に順次伝わる「むち運動」と呼ばれる運動パターンを形成している.また人間は,ボールの質量や投球速度が変化しても,この運動パターンを維持しながら,ある程度正確に投げることができる.つまりボールの質量や投球速度の変化を,外部環境の変化と見なすならば,人間はこのような外部環境の変化に対しても柔軟に適応しながら,むち運動という運動パターンを維持していると考えられる.
そこで本研究では,投運動における,この体幹から腕・手へと運動が順次伝わる,投運動パターンの運動制御機構解明のための基礎的研究を行った.
本研究では,まず人間が環境の変化に対していかに適応しているか基礎的な知見を得るため,以下のような手順で検討した.
1)投運動や生体運動における環境適応の研究実験結果や,数理的な考察を調査し,それらの研究成果の整理を行った.
2)生体がいかに環境適応しているかを検討するため,ACサーボモータによって様々な力学環境を作りだし,作り出された未知環境と手先で接する,人間の腕を使った運動を行わせ,いかに環境適応しているかを探る基礎的実験を行い解析した.
・粘性抵抗等の力学環境と手先で接する様々な運動を行わせると,従来の生体の手先到達(リーチング)運動の研究で指摘されているように,速度波形が滑らかなベル型となる.
・学習後には,無駄な力が働かなくなる等の結果が得られた.
以上より,様々な環境の変動に対しても,不変則があることが推測された.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 太田憲,羅志偉,伊藤正美: "未知環境における生体の巧みな運動制御" 第14回日本ロボット学会予稿集. 719-720 (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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