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送り手受け手双主導型分散画像処理スケジューリング法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08780263
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 計算機科学
Research InstitutionNagoya Institute of Technology

Principal Investigator

松尾 啓志  名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (00219396)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords分散システム / 動的負荷分散 / 適応型アルゴリズム / アクセス監視 / ベイズ推定
Research Abstract

本研究では、通信遅延のある分散システムにおいて、タスク転送要求の送出法には送り手主導方式,受け手主導方式があり,それらには軽負荷時と重負荷時に効率の差があることを示した。
さらに効率よく負荷分散を行う方法として(1)タスク転送要求の送出先の選択に履歴を考慮したベイズ推定を用いる(2)ベイズ推定を要求先の選択に用い,アクセス監視により再活性するという2つの特徴を有する適応型アルゴリズム(AROW)を提案した。さらに計算機シミュレーション実験により,従来手法であるShivaratriらによって提案されたStable Symmetrically initiated adaptive algorithm(SSIAA)と比較することで,AROWの有効性を検討した。
その結果AROWは,SSIAAとともに,計算資源のあらゆる負荷の状態で適切なスケジュールリングがなされることがわかった。しかし,SSIAAは通信遅延の影響が大きくなると性能が劣化していったが,AROWはアクセス監視により,ノードが他ノードの状態を監視して非活性,再活性を行うため,通信遅延の影響にも適用して負荷分散を行っていることを示した。これによりAROWは,通信遅延のある分散システムにおいて,広範囲の負荷、負荷変化、通信遅延の影響などに適応する負荷分散アルゴリズムであることを示した。
なお今後の課題として、このアルゴリズムをより実用的なものとするためにTSSへのシステムの拡張などが挙げられる.また,本研究の結果は,現在情報処理学会に投稿を準備中である。

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

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