Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
1.I/Oサブシステムのシミュレーションによる評価 本研究において,超並列計算機のための並列I/Oサブシステムに関してアーキテクチャから処理方式に関して研究を進め,STAFF-Linkと呼ばれる高速シリアルリンクを開発し,多数のSTAFF-Linkを用いた並列I/Oのための実験環境を整えてきた.そして,JUMP-1のディスクI/Oサブシステムの開発と並行し,実機の転送能力および,アプリケーションによる応答時間等の特性を検証するために,多種のアプリケーションにおけるシステムの各要素の稼働率,占有率や応答時間などをシミュレーションにより評価した. 2.JUMP-1のI/Oネットワークの構築 次に,ワークステーションの拡張バス上にDSP(TMS320C40)と数チャンネルのSTAFF-Linkインタフェースを装備し,DSPがI/Oネットワークの経路制御やマルチメディアデータ処理を行なうといったネットワーク分散処理環境を構築を行なった.その環境上において音声,画像などを含むさまざまなデータを高速・並列に処理し,将来のネットワーク環境におけるマルチメディアデータ処理,高速データベース処理の基礎技術をの研究開発を試みた. 3.ワークステーションクラスタ上での分散共有ファイルシステムの実現 さらに,STAFF-Linkにより接続されたワークステーション環境において並列メッセージ通信ライブラリであるPVM(Parallel Virtual Macihne)の移植を行ない,そのメッセージ通信機構を利用した並列分散ファイルシステムの実装を行なった.その評価結果から,STAFF-Linkによる並列分散ファイルシステムでは,アクセス速度の増加率が上昇することを確認した.
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