Project/Area Number |
08780309
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機科学
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
譚 学厚 東海大学, 開発工学部, 講師 (50256179)
|
Project Period (FY) |
1996
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | アルゴリズム / 時間計算量 / 最短巡回路 / 警備員巡回路問題 / 動物園巡回路問題 / 補正 / 三角形分割 / 展開 |
Research Abstract |
最短巡回路はロボティックス及び計算幾何学において一つの重要な研究テーマである。特に最近、施設内のある目標を巡回する最短路に関する研究は盛んになっている。ここにロボットを点、施設を多角形とみなす。本研究では警備員巡回路問題とその関連問題を扱う。警備員巡回路問題(watchman route problem)とは、与えられた多角形Pに対し、Pの任意の点が警備員の巡回路上の少なくとも1点から見えるような最短の経路を見つけるという問題である。 最短警備員巡回路を求めるアルゴリズムはいくつか提案されているが、これらのアルゴリズムの時間解析には誤りがあることが最近指摘された。本研究ではまず、これまでの時間解析を修正し、既存のアルゴリズムの正当性を示した。その研究成果はアルゴリズム研究会(97-AL-55)にて発表した。これまでの警備員巡回路アルゴリズムでは、多角形の三角形分割(triangulation)と展開(unfolding)、それに多角形内の最短経路などの手法が用いられている。アルゴリズムは、初期値として求めた(最短ではない)巡回路を補正(adjusting)しながら徐々に短い巡回路を構成する。本研究では、警備員巡回路問題及びその関連問題(動物園巡回路問題(zoo-keeper toute problem)、サファリ巡回路問題(safari route ploblem)等)に対して、補正の要らない(厳密的に、補正が一回しか行わない)アルゴリズムを開発した。それにより最適な時間計算量で最短巡回路を求めることができ、これまでのアルゴリズムの効率を大幅に改善した。その新しい結果は早い機会に発表できる見通しがついた。そのほか、二人の警備員巡回路問題に関する研究結果もLecture Note in Computer Science,Vol.1090に発表した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)