Project/Area Number |
08780364
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
武田 英明 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (80252831)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 設計論 / 機能 / 機能評価 / 設計過程 |
Research Abstract |
設計過程は論理的モデルによって表現され、主にアブダクションと演繹の繰り返しという形で表現することができる。設計対象はFBSダイアグラム(機能・挙動・状態ダイアグラム)という形で表現可能である。すなわち、対象は物理的状態の集合で表現され、その集合の性質は挙動として抽象化される。さらにこの挙動を抽象化した機能でも表現される。ここで、機能は設計対象モデリングと設計過程モデリングを統合する鍵となる概念である。本研究では、この二つのモデリングを統合するためにFEPモデル(機能進化過程モデル)を提案する。機能進化過程モデルでは、設計対象のモデルは、機能記述ステップ、機能実現ステップ、機能評価の3つの段階を経て、進化する。機能記述ステップは設計者が設計対象の要求仕様を機能記述として作る段階である。機能実現ステップとは、機能記述から物理的な記述を得る段階である。機能評価ステップとは、設計対象の機能の実現可能性を測る段階である。この中で、機能評価ステップが最も難しい段階である。というのは、機能評価をどう扱うかというのは、主観的かつ、曖昧、暗黙的であるからである。そこで、ここでは情報量の概念に基づき、機能量というものを導入することにより、より客観的に取り扱うことができた。
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