• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

自己認識的マルチエージェント系としての構造的知識の形式化とその推論手法の比較

Research Project

Project/Area Number 08780381
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Intelligent informatics
Research InstitutionChukyo University

Principal Investigator

外山 勝彦  中京大学, 情報科学部, 助教授 (70217561)

Project Period (FY) 1996
Project Status Completed (Fiscal Year 1996)
Budget Amount *help
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords非単調論理 / 自己認識論理 / マルチエージェント / 知識表現
Research Abstract

本研究では,知識をモジュール化し,各モジュールを知的行為主体であるエージェントと見なし,エージェント間でメタ知識の通信が行われるようなマルチエージェント型知識システムの形式化に関する基礎的な研究を行った.そのために,マルチエージェント自己認識論理(MAEL)を形式化し,その諸性質を解明した.また,これに基づき,階層や時間順序を持つ構造的知識の表現と利用に関する手法を与えた.
具体的には,MAELの意味論を明らかにし,健全かつ完全な定理集合の特徴付けを与えた.さらに,Jiangが示したマルチエージェント自己認識論理とMAELの間にある関係を明らかにした.また,MAELに基づく知識表現については,特に,階層的知識における属性継承,および時間的知識における状態継続や因果関係,さらに時間の流れに対して逆向きの推論といった非単調推論の形式化を明らかにした.これにより,従来の知識表現において問題点とされていた多重拡張問題や時間射影問題を避けることが可能であることを示した.
一方,タブロ-法に基づくMAELの決定手続きに導出原理を導入する方法の完全性を示すとともに,手続きの一層の効率改善と任意の知識を表すメタ変数の導入を図った.また,MAEL論理式の通常の命題論理式に変換することにより,多エージェント系を1エージェント系に帰着させ,通常の導出原理によって推論を行う方法を明らかにした.さらに,推論アルゴリズムを計算機上へ実現するとともに,推論経過の視覚化を図った.これにより,これらの種々の推論手法の効率比較を容易に行える環境を構築することができた.
本研究の成果から,マルチエージェント系として構造的知識を捉える手法は,知識表現手法として優れた形式性を有していると考えられる.

Report

(1 results)
  • 1996 Annual Research Report
  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 外山勝彦: "多エージェント系自己認識論理に基づく状態継続と因果関係の表現" 人工知能学会誌. 12・3(予定). (1997)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report
  • [Publications] 河口信夫: "多エージェント系自己認識論理の視覚的環境-タブロ-法に基づく決定手続きの視覚化-" 1996年電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集. (1996)

    • Related Report
      1996 Annual Research Report

URL: 

Published: 1996-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi