Project/Area Number |
08780424
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会システム工学
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
森田 浩 神戸大学, 工学部, 助教授 (60210176)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1996: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | DEA / 効率性分析 / 確率モデル / 生産システム |
Research Abstract |
多入力多出力システムの変換効率性を相対評価するための手法の一つであるDEAを様々なシステムへの適用を可能にするためには、データのもつ不確実性を取り入れた効率性の評価法の開発が不可欠である。そのために、確率的計画法の分布問題の観点から、確率的変動が効率性の評価値へ及ぼす影響について解析を行い、以下の結果が得られた。 1)不確実性のあるデータに対する効率性評価のための尺度として、効率的となる確率、上側α%効率値、平均効率値などを検討し、確率的効率値の推定値として有効性を検討した。その際、データのもつ不確実性をサンプルから推定する方法としていくつかの分散モデルを仮定し、それぞれに対するデータのリサンプリング手法についても示した。 2)リサンプリングによって得られたデータを用いたシミュレーション結果より真の効率的フロンティアを構成する方法を考察した。同様の手法としてブ-ツストラップ法と呼ばれるものがあるが、データの生成方法に違いがある。今後、ここで得られた効率値の信頼区間はブ-ツストラップ法で得られたものと比較され、その類似性や相違点を明らかにしたい。 3)応用事例として生産システムの効率性評価を取り上げ、フレキシブル生産システムの導入効果の有無を検討する方法について検討した。将来の不確実な需要に対応するためには需要の変化に柔軟に対応できる生産設備が有効であるが、その導入コストが生産性の向上に見合うものかどうかの評価は難しい。これを本研究で取り上げているDEA手法により考察を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)