Project/Area Number |
08780558
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Structural biochemistry
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
武谷 浩之 三重大学, 医学部, 助手 (60222105)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | プロテアーゼ / アンチトロンビン / トロンビン / レセプター / セルピン / 血液凝固 / 炎症 |
Research Abstract |
アンチトロンビンIII(ATIII)はトロンビンと1:1の複合体を形成して活性を阻害する血液凝固系の最も重要な制御因子であり、トロンビン・ATIII複合体(TAT)は炎症や血管内皮細胞障害に伴う凝固亢進状態で著明に増加する。本研究ではTATと白血球および血管壁構成細胞(内皮細胞、繊維芽細胞、平滑筋細胞)との相互作用を検討し、トロンビンやATIIIは認識せずTATに特異的な細胞膜受容体を単球系樹立細胞U937上に同定し、炎症下における内皮細胞傷害とそれに続く動脈硬化病変形成過程へのTAT受容体の関与を示唆した。また、TAT受容体の候補として、α2-マクログロブリン(α2-M)の受容体であるLRP(LDL receptor-related protein)を同定した。また、LRPの制御蛋白質であるRAP(Receptor associated protein)を大腸菌で発現させて、TATとLRPの相互作用への影響を検討した結果、LRPとは全く異なるTAT受容体の存在が明らかになった。この新規受容体の候補として細胞接着蛋白質のビトロネクチンを同定した。現在TATとビトロネクチンとの結合様式およびTATによるビトロネクチンを介した内皮細胞、白血球、平滑筋細胞などの細胞機能に対する影響および細胞内シグナル伝達機構を解析している。
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