Project/Area Number |
08780559
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Structural biochemistry
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
長束 俊治 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助手 (00243163)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | ピリジルアミノ化 / ゼブラフィッシュ / 糖鎖 / 発生 |
Research Abstract |
1.ゼブラフィッシュの受精卵を種々の時間培養して胚発生を進行させた後に、各発生段階の卵を調製した。この受精卵からヒドラジン分解とピリジルアミノ化法の組み合わせによって蛍光標識した糖蛋白質糖鎖を調製する方法を確立した。 2.受精後すぐから48時間後に孵化するまでの受精卵に存在する糖蛋白質糖鎖の構造解析を行ったところ、マンノース9個を持つオリゴマンノース型糖鎖が最も多く存在しており、その他にもマンノース7から8個やマンノース9個にグルコース1個を持つオリゴマンノース型糖鎖も相当量存在していることを発見した。しかしこれら受精卵中に比較的多量に含まれる糖鎖は、分析した胚発生時期には顕著な量的変化は示さなかった。一方、微量糖鎖は他種類観測された。それら微量糖鎖の中には、発生の進行とともに顕著な量的増減を示す物があった。 3.以上のように観測された糖鎖が受精卵中の、どの部位に由来するのかを解析するために、受精卵の微小解剖の方法を確立した。受精卵を被う卵膜を切り取って除いた後、卵黄と細胞を分離し、胚細胞を精製した。この精製した胚細胞を用いることにより、胚の分化発生に直接関わっている糖鎖の解析が可能となった。
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