Project/Area Number |
08780587
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
岡 敏彦 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (40263321)
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Project Period (FY) |
1996
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1996)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1996: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | GATA-GT1 / -GT2 / クロライドイオン / 胃粘膜細胞 / 組織特異的転写制御 |
Research Abstract |
本年度の研究行なった。具体的には以下の示す。 1、転写因子GATA-GT1またはGATA-GT2と相互作用するタンパク質の検索 融合タンパク質を用いた因子の検索:GATA-GT1、GATA-GT2と直接的に相互作用するタンパク質を調べるために、HA(ヘマグルチニン)タグを付けたGATA-GT1またはGATA-GT2との融合タンパク質を大腸菌で大量に調製した。そのれら融合タンパク質をプローブとして、胃粘膜組織より調製したcDNAライブラリーの発現系を用いて、相互作用するタンパク質の分離を行なっている。現在までに、複数の陽性クローンを分離できた。さらに、この方法によって分離されたクローンの塩基配列の決定を進めるとともに、ノーザンブロットなどを用いて得たクローンを選別していく予定である。 2、胃におけるクロライドイオンの輸送とそのチャンネルの同定 胃のクロライドチャンネルを同定するために、アフリカツメガエルの卵を用いた発現クローニングを行なった。胃粘膜より調製したcDNAをアフリカツメガエルの卵に打ち込み、クロライドイオンの透過を電気生理学的に測定したが、現在までにこの方法により、特異的なクローンは得られていない。今後は、胃粘膜のcDNAの再調製と測定感度について再度検討しなおし、チャンネルを同定を進めていく予定である。
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